学科便り(子ども未来学科 4月)
子ども未来学部」の出発 『一人ひとりの一歩を繋いで』
2010年4月、子ども未来学部子ども未来学科は出発の時を迎えます。
現在ある人間福祉学部子ども家庭福祉学科を基盤としつつ、更なる発展・充実を期し、改めて保育を学ぶこととは何かについて十分に考えました。そして、以下に示した三本の柱を核とした「学びのプロセス」を反復し蓄積していくことが、現在、保育者にとって必要とされる能力 ―変化する時代に対応し、子どもだけでなく保護者・地域や、他領域の専門家・行政などとの連携の中で保育者として成長していくこと― つまり、専門職としての保育者となる基礎力であると考えました。
このために、新たなカリキュラムの枠組みを整え、
「子どもからの学び」
「子どもへの学び」
「なかまとの学び」
の三本の柱を掲げ、これらに関わる科目同士がそれぞれに連関・循環する学びの仕組みを構築しました。
例えば、保育園や施設・幼稚園などの実習で子どもと出会い、大きな感動を受け取ったり、また、深く悩んだりすることもあります。今まで味わったことのない様々な思いを、子どもから実感として受け、思考し行動する、これが「子どもからの学び」にあたります。「子どもへの学び」は、このような経験や実践について、子どもの育ちを支える保育者として、何をどのように考え行動したらよいのか、何ができるのかを理論的に学び方法を模索することといえるでしょう。
さらに、経験と理論を結びつけた自分の考えを、広く周囲にひらき対話をし、自分の思考を柔軟に持ち続ける姿勢が「なかまとの学び」で養われることと考えられます。保育技術に関わる内容についても、仲間の刺激を受けながら切磋琢磨し、自分の持ち味を確認することが大切です。学生一人一人が、なかまと共に自分自身を人間としてしっかり育てていくことが、保育者への道程として大変重要であると考えています。
・子どものたちの輝かしいかけがえのない一つ一つの生命を預かる保育者
・理想を抱きそれに近づきたいと日々努力を重ねながら現実との狭間で揺れ動く保育者
・子どもの笑顔に救われ、一歩を踏み出し、子どもとともに育つ保育者
自分の未来を見つめつつ歩く大学での4年間は、自分が思い描く保育者への出発点であり、学生の皆さんの未来へ続く年限です。この4年間が充実すべく、学科教員はそれぞれの専門分野と人間性を発揮し、力を注ぎたいと思っています。
これから「子ども未来学科」で学ぶ学生は、子どもの未来とともに、学科の未来をも担っています。子ども家庭福祉学科の延長線上に一人ひとりの一歩を繋いで、未来へ続く道を共につくっていきましょう。
子ども未来学部 安村 清美
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