これからを生きる
自信になる、
心理の学びを。
人間科学部 心理学科
これから生きていく未来は、人と人が多様性を認め合い支え合う「共生社会」。
「こころ」を探究することは、社会生活の中で生じる諸問題を
解決する視点や方法を教えてくれます。学んだ知識や技能を地域の中で活かし、
ともに生きる手応えや自信を人間科学部 心理学科でつかみませんか。
5つの特長
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「共生社会とは何か」を学び、
「心理学の活用力」を養う初年次教育 -
「実習」を通して現場を知り、
心のケアについて理解を深める -
「福祉分野」の教育実績を活かした
臨床心理学プラスaの学び -
迷うほど幅広い「将来の選択肢」。
アドバイザーが親身に進路をサポート -
公認心理師をめざす人に有利な
「大学院」の授業も履修可能
「共生社会とは何か」を学び、
「心理学の活用力」を養う初年次教育
1年次に開講される「人間共生マインド実践講座」では、社会生活に心理学の視点を活かすための心構えや基礎知識を学びます。授業では、子どもや高齢者、障害者やメンタルヘルス不調者など、多様な立場にある人々との共生について考えます。当事者を招いて実体験を聞くことも特長の一つです。グループワークを通して生活を営む上で生じる諸問題を発見し、解決する支援策のプレゼンテーションを行うことで、心理学の活用力を身につけます。
最初に心理学の活用法をイメージすることで、
目標を持って計画的に4年間の学びを進めることができます。
「実習」を通して現場を知り、
心のケアについて理解を深める
心理学の知識や技能が実際に活用されている現場を知るため、実習教育に力を入れています。対象となる医療機関や福祉施設などで2年次から行われ、総実習時間は国家資格である「公認心理師※」の受験資格を得られる80時間におよびます。心理支援の技術や臨床心理業務を肌感覚で学べるため、心のケアについて理解を深めることができます。また、実習は自分の適性や可能性を探り、将来の目標を決めるためのヒントを得る機会にもなります。
※心理学に関する専門性の高い知識や技術を持ち、助言・指導・援助などを行う専門職
田園調布学園大学の心理実習では見るだけでなく、
体験もできるよう実習先と連携しています
「福祉分野」の教育実績を活かした
臨床心理学プラスαの学び
近年は、福祉施設でも心理の専門家を求めるニーズが高まっています。一方で、田園調布学園大学には福祉や保育の専門職を養成する学部学科があり、その教育ノウハウや高い実績があります。人間科学部心理学科の大きな特長となっているのは、臨床心理を中心とした学びのプラスαとして、福祉を含めた幅広い知識を身につけられること。その一環として、共生社会実現の担い手として注目されている「社会教育士※」の養成課程も設けています。
※人づくり・つながりづくり・地域づくりで中心的な役割を果たす専門人材
「緊張すると体温が下がるのはなぜか?」を学べる生理心理学をはじめ、臨床心理学プラスaの学びは、オープンキャンパスの模擬授業で。
迷うほど幅広い「将来の選択肢」。
アドバイザーが親身に進路をサポート
心理学の専門知識や臨床心理のスキルは、さまざまな分野や業界で活かされています。田園調布学園大学には、福祉・保育専門職を社会に送り出してきた長年の実績があり、特に福祉に関連する分野への就職に強い大学といえます。一般企業に就職する学生も多く、選択肢の多さは迷いを生むものですが、安心してください。学生約8人に1人の教員が寄り添ってサポートするアドバイザー制度があり、進路についても親身に相談にのっています。
就職実績
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高齢者施設
木下の介護(木下グループ)/ベネッセスタイルケア など
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福祉関連企業
横浜商工モビリティ株式会社 など
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一般企業
神奈川ダイハツ販売/ブレイブ/毛髪クリニックリーブ21 など
進路に限らず、普段の学修や学生生活の悩みにも応えてくれる担当教員がいるので安心です。
公認心理師をめざす人に有利な
「大学院」の授業も履修可能
人間科学部心理学科では、心理職として国内唯一の国家資格でもある「公認心理師」をめざすことができます。資格を取得するためには、一般的に大学院に進学して修了する必要がありますが、田園調布学園大学には、大学院(人間学研究科心理学専攻)が併設されています。大学在学中に大学院の授業を履修できる「早期履修制度」があり、進学前から修了に必要な単位を取得することが可能です。
先行して単位を取得できるので、大学院進学後は余裕を持って心理学の研究や国家試験対策に打ち込むことができます。
卒業生が語るエピソード&アドバイスわたしが選んだ
「心理の学びを活かす道」
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大学院進学
田園調布学園大学大学院
2023年3月
人間学研究科心理学専攻
修士1年(2023年度現在)稲葉 竜太朗さん
人間科学部心理学科卒業資格取得だけではない進学のメリットを、
実感しながら心理職をめざしています。心理職を目指して入学したため、就職を有利にするためにも、大学院に進学して公認心理師の国家資格を取得したいと思いました。勉強はもともと得意ではなく、進学前は学修についていけるか不安でした。しかし、大学在学中に早期履修制度を利用したことで手応えをつかみ、モチベーションも上がりました。
大学院に進学するメリットは、資格取得をめざせることだけではないと思います。テーマを自由に設定して研究や論文作成に取り組めるので、勉強する楽しさを味わい、心理に対する理解を一層深めることができています。
学び合う仲間のバックグラウンドも多様です。大学の同級生、他大学の卒業生、社会人の方など、ともに議論や発表を行うことで、自分の視野も広がりました。
心理職として活躍できる領域は主に5 つ(医療・教育・産業・福祉・司法)あります。児童養護施設での実習を経験する中で、現在は福祉分野に興味が出てきました。 -
一般企業就職
神奈川ダイハツ
2023年3月
販売株式会社勤務石川 桜さん
人間科学部心理学科卒業お客様のニーズや要望をくみ取り、
自分自身の印象もコントロールできています。「誰かのために行動したい」という想いがあり、心理学を学べばいろんなシーンで人の役に立てると思ったことが、心理学科を選んだ理由でした。
卒業後については入学当初から、心理職をめざすのではなく、一般企業で働きたいと考えていました。人と関わり、笑顔を生む仕事に就きたいと思い、就職活動を進める中で興味をもったのが自動車ディーラーの営業職でした。販売した後もお客様のカーライフに関わり続けられることに、仕事のやりがいを感じました。
心理学を学んだことは、商談などでお客様とコミュニケーションをとる際にとても役立っています。その一つが、感情について学んだ授業です。人の感情は表情や目線、言動や口調などに表れ、その要因や心理的な影響を理論に基づいて学習しました。おかげでお客様のニーズや要望をくみ取り、自分自身もお客様に与える印象をコントロールできています。
相手や自分を客観的に理解し、多様性を受け入れられるようになったことも、心理学を学んだ成果だと思います。