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修了生の声

インクルーシブ教育の研究を進め、子どもたちの心の負担を軽減することで、教育界に貢献したいと思っています。

鶴瀬 友理 さん 出身大学:関東学院大学
人間学研究科 子ども人間学専攻 修了生

鶴瀬 友理

保育者の充足感や仕事としての魅力を高められる存在になりたい

「幼稚園の方針だからと、言われたことをこなすだけでいいのか。本当に子どものためになっているのか」。幼稚園教諭になって数年の私は、そんな思いから大学院で学び直したいと考えるように。働きながら夜間で学べること、大学の卒論で参考にした文献の著者・佐伯先生がいらっしゃることから、本大学院を選びました。また、「子どもを人間としてみる」という考え方にも強く共感しました。私自身、以前は言葉によるやりとりだけで子どもを理解しようとして、うまくいかなければ悩んでいましたが、今は「ただ一緒にいること自体も大切かも」と、違った視点も大事にしています。また保育や子どもに対する分からなさに向き合う『ネガティブ・ケイパビリティ』を志向することで、保育者は肩の力を抜いて保育に向かい合い、自信を持てるのでは、と考えています。
今後は、保育者の充足感や仕事としての魅力を高められる存在になりたいと考えています。より良い保育観を現場に伝え、業界以外の方にも保育の魅力を発信していきたいです。保育の仕事は本来、子どもの成長を間近で感じられる魅力的な職業です。この仕事の社会的地位がより向上し、もっと誇りを持てる時代が訪れるよう、取り組んでいきます。