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在学生の声

インクルーシブ教育の研究を進め、子どもたちの心の負担を軽減することで、教育界に貢献したいと思っています。

牧野 ユリアン さん 出身大学:静岡大学
人間学研究科 子ども人間学専攻 修士課程1年

牧野 ユリアン

気づきや発見の連続で学ぶことが楽しくて仕方ない

将来自分が何をしたいのかがわからず模索していたとき、動画で『学校教育が創造性を殺してしまっている』というプレゼンテーションを見て、大きな衝撃を受けました。ここで語られていた“多様性を重んじて一人一人に向き合う教育”とはどんなものなのか探求したいという気持ちが湧き起こって色々と調べるうちに、佐伯先生が提唱されている「学びのドーナッツ論」を知り、先生の下で学びたいと就職ではなく進学することを決めました。
今は気づきや発見の連続で、毎日楽しくて仕方がありません。学ぶことに対する価値観が180度変わりました。努力している感覚は一切ないのに、前進している感覚があります。また、ここでは著名な先生方がいつも密に接してくださいます。毎回緊張してしまいますが、書かれた本の行間まで教えていただけて、本当に贅沢で幸せですね。
現在、障害の有無に関わらず共同で学習しようという考えの「インクルーシブ教育」に興味を持ち、論文を読みながら制度や歴史的背景などについて理解を深めているところです。とにかく「知らないことを知る」という面白さに夢中で、現段階では将来についてまだ具体的に考えるに至っていませんが、方向としては子供に限らず障害者に関する分野の研究を深められればと思っています。

鈴木 那津美 さん 出身大学:田園調布学園大学
人間学研究科 心理学専攻 修士課程1年

宮森 孝史

幅広い分野をしっかり学んで、「人に寄り添える心理師」になりたい

短大の幼児教育科で心理学の授業を受けて興味を持ったことをきっかけに、田園調布学園大学の心理福祉学科に編入し3年間学びました。その頃から子ども分野で心理学を活かした仕事に就きたいと思うようになり、公認心理師の資格を取るため大学院に進むことに決めました。
授業では理論を踏まえた上で事例が挙げられ、「この場合はどんな考え方ができるか」といった意見を求められるので、頭は常にフル回転。理論を知っていることが大前提なので、大学で学んだことの復習も欠かせません。プレゼンをする機会も多く、そのための調査や資料作成に奮闘しています。心理師は職に就いてからプレゼンが必要な場面が多々あるので、慣れない作業で大変なこともありますが、将来必ず役に立つと思うと頑張れますね。
心理学専攻は私たちが一期生です。少人数制なので気兼ねなく意見を言え、先生にも直接質問できるので、日々の授業はとても贅沢で充実した時間です。同期とは年齢もバックグラウンドも違いますが、いつも意見交換したり励まし合っています。フォローしてもらうことも多く心強い存在です。
今後は実習も始まり、実際に患者様に心理検査をする機会も与えられます。現場で邪魔になってしまわないよう、しっかり準備していかなれければと今から気を引き締めています。一般的な公認心理師の実習では保健医療分野(病院)に比重を置くことが多いらしいのですが、この大学院は福祉や教育分野への実習もあるのが魅力です。また自分は子ども分野に進むことを考えているので、様々な年代の方と接する経験を積める貴重な機会でもあります。1回1回を大切にしたいですね。
将来は児童養護施設や児童相談所の心理師として、臨床現場で働きたいと思っています。子どもに関わる分野と言えば一般的に「教育」がイメージされますが、実際は、疾病なら保健医療、虐待なら福祉、親との関係なら司法や産業と、多岐に渡ります。また子ども本人だけでなく、家族など周囲の人も含めた包括的な支援が必要です。私が目指すのは「人に寄り添える心理師」。決して簡単なことではありませんが、少しでも近づけるよう、幅広い分野についてしっかり学んでいきたいと思います。