本学人間福祉学部 社会福祉学科　社会福祉専攻の川名ゼミ生と手話学習に興味のある有志の学生が、神奈川工科大学 情報学部で開発を進める「手話学習支援ツール」を使用した評価実験を開始しました。

この「手話学習支援ツール」は神奈川工科大学の情報工学科 田中博研究室と情報メディア学科西村研究室で共同開発を進めるものです。手話学習者が動画やアニメーションを見て動作を覚えるだけでなく、パソコンのカメラ前で手話の動きをしてAIが自動判定・評価をするものです。授業や自己学習で身につけた手話をこのシステムで効率よく復習できるようになります。

川名ゼミでは、生活しづらさの改善をテーマに学修していますが、今回は「福祉×情報」として、福祉の学びを他分野と連携して活用していく一例です。評価実験に参加する学生たちは手話学習により興味を持ち習得していくだけでなく、自らの学びが広がる可能性も感じているようです。

人口減少、少子高齢化、人材不足などの言葉や、AI、IoT、自動運転など技術の進歩についても頻繁に耳にします。時代の変化、ツールの変化を柔軟にとらえ活用していける福祉人材も養成していきたいと考えています。

▼神奈川工科大学での掲載NEWS
田園調布学園大学と手話学習支援ツールの評価実験を開始しました ― AIを活用した手話学習の新しいかたちを目指して ―