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子ども未来学科

2023.10.23

2021年度子ども未来学部卒業生状況アンケート調査を実施しました。


2021年度子ども未来学部卒業生(2022年入職・入社)状況アンケート報告書(2023年9月)
田園調布学園大学 学生生活・進路支援課


1. 卒業生及び就職先からの意見聴取調査アンケート実施概要
・調査時期:2023年9月2日(土)~2023年9月18日(月)
・対象者 :2021年度 子ども未来学部卒業生(住所判明者)79人
      2022年 入職先・就職先(非正規採用を含む) 75団体・企業
・回答方法:10の設問、「4者択一」方式
      卒業生、団体・企業共に無記名による回答


2. アンケートの目的
 子ども未来学部卒業生が大学在学中に身につけた能力が、卒業後もどの程度身についていたのか、また、その力がファーストステージの就職先で活かされているのかを調査する。今回のアンケート結果については、本学の就職指導等の改善に活用し、さらに本学ホームページを通じて公表する。


3. アンケート分析
 アンケートは、回答しやすさを考慮して項目ごとに選択肢から選択する方式にした。肯定側に「身についていた」と「やや身についていた」、否定側に「あまり身についていなかった」と「身についていなかった」で構成されている。
 アンケートの各項目の回答結果において、肯定的・否定的な回答の割合を集計した結果が、表Aである。
 特徴的な結果として、「自分の考えを文章や図にすることができる」「物事に対して問いをもつ姿勢がある」に関して卒業生と就職先がほぼ同じ高い比率で肯定的な回答があった。
 卒業生は「物事に対して問いをもつ姿勢がある」「他者と意見の交換ができる」「感情のコントロールができる」について、肯定的な回答を高く示した。逆に「問題解決に向けて計画的に行動することができる」という項目について、最も否定的な回答であった(38%)。
 就職先からの評価として「自分の考えを表現することができる」「他者と意見の交換ができる」というコミュニケーション力の項目に高い評価を得た。


4. 総評
 卒業生と就職先双方から「知識・技能」「思考力」「コミュニケーション力」「意欲・姿勢」「問題解決力」に関するアンケート調査を実施した。
 知識・技能の「自分の考えを文章や図にすることができる」及び思考力の「物事に対して問いをもつ姿勢がある」に関して卒業生と就職先がほぼ同じ高い比率で肯定的な回答があった。そして、意欲・姿勢の「感情のコントロールができる」に関しては、就職先から肯定的な評価である「身についていた」「やや身についていた」を合せて100%となった。これらは、子ども未来学部の4年間における一定の学修効果と推察できる。また、3年次必修科目である「キャリア講座」の教育的効果も少なからず良い結果を生じさせている可能性がある。

 子ども未来学部においては、2021年度から低学年(1年生、2年生)におけるキャリア教育を推進している。今回のアンケート結果については、低学年におけるキャリア教育を含めた教育活動の改善に活かすことが重要であると考える。
アンケート結果

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