PAGE TOP

心理学科

2022.05.09

基礎演習で調査-コロナ禍における学内と学外の人の行動について-


発表(コロナ渦における学生の感染対策の意識調査)

1年生の「基礎演習」では,小グループに分かれて様々なことを学びます。ここでご紹介する2つの調査は,学生が自らテーマを考え,調査し,結果を考察してまとめたものです。コロナ禍における学外と学内の状況をテーマにしています。目的から考察までしっかりまとめられています。 (担当:Goto)

  • 発表(コロナ禍における配慮の欠如 -引き起こされる周囲への心理的誘導や影響について-)

  • 発表の様子

  • ディスカッションの様子

  • グループで結果を考察中
コロナ禍における配慮の欠如
-引き起こされる周囲への心理的誘導や影響について-


 今回基礎演習の授業でフィールドワークを行いました。
私たちは、緊急事態宣言解除後、人出が急増し、感染症対策を行っていない人が目立つようになったと感じました。周囲の人に対して配慮が欠けている事について、どのような要因が関係し、何が影響しているのかを調べました。

 調査方法は、それぞれアルバイト先(スーパー、ドラッグストア、飲食店など)や公共交通機関で、利用の多い時間帯に目視によるマスク着用の有無や行動を観察しました。また、性別や年代別にもわかる範囲で観察をしました。

 観察の結果、基本的にはほとんどの人がマスクをしていることが分かったが、どの観察先でも必ずマスクをしていない人が数名は見られました。マスク着用の有無には滞在時間、人数が関係していることが分かりました。

 このような結果から、夜になると判断力が低下するのではないか、カリギュラ効果(人は禁止されると抗いたくなってしまうこと)、周りの空気に流されて自分も良いかと思ってしまう匿名効果などが作用していることでマスクをしていないのではないかと考察しました。「自分はかからないだろう」という根拠のない心理が働いているのではないかと考えました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

コロナ渦における学生の感染対策の意識調査


 対面授業の再開後,基礎演習授業の一環としてコロナ渦における学生の感染対策に関する意識調査を行いました。

 本学では,感染対策として手指消毒,昼食時の黙食の実施を呼びかけています。

 そこで私たちは,心理学科の1~3年生を対象に教室への入室時の手指の消毒,昼休憩時の黙食の観察を行い,また全学科の学生を対象に食堂利用時の手指消毒について観察を行いました。

 結果から,手指消毒のためには,アルコールの設置場所が重要であることがわかりました。

 ディスカッションでは,学生の立場から様々な意見が挙げられました。

お知らせ一覧を見る