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心理学科

PROFESSOR’S VOICE

筒井 順子 准教授
臨床心理学、認知行動療法、医療分野のカウンセリング

筒井 順子

カウンセラー、それは心理学を駆使してつらいこころを元気にする仕事

カウンセラーの仕事って何ですか?と問われたら私は「心理学を使ってこころがつらくなっている人を元気にする仕事」と答えます。こころがつらくなる時とは、たとえば病気や環境の変化、ショックな出来事が起きたときなどが挙げられますが、これらは誰にでも起こり得ること。1人で乗り越えられればいいのですが、誰かに相談することで気持ちが楽になり、解決策も見つけやすくなります。周囲の人に相談するのは恥ずかしい、どう説明していいかわからない、相談相手に負担をかけたくないと思う人もいるかもしれません。そんな時、話を聞く訓練を積んだ心のプロ「カウンセラー」に相談することをお勧めします。カウンセラーは4つのことを段階的に行います。まず相手が相談しやすい関係を作り、安心できる環境を整えます。次に心理学の知識を使ってこころの問題を整理します。そして整理した結果に基づいてつらいこころの在り方を変える方法を一緒に考えます。最後にカウンセリングの効果を確かめます。クライエントのつらさ、苦しみが楽になったかどうか、心の状態やその結果である行動を数字に置き換えて測っておき、改善が見られなければやり方を変えます。こんなふうにしてカウンセラーは心理学を使って、その人が楽になる方法を一緒に考える仕事です。私たちの仕事は感情を扱う仕事ですから、頭だけでなく自分の身体の感覚や心も総動員して目の前の人と向き合います。自分自身の身体とこころの健康管理もとても重要になってきます。カウンセリングは心理学の知識を基本にしますが、マニュアル通りにはいかないところがすごく面白く、いつもたくさんの発見に満ちているのもこの仕事の魅力だと思います。

宮森 孝史 教授
心理療法、心理アセスメント、認知神経科学

宮森 孝史

高校生の皆さんは進路で悩むのはあたりまえ。決めなくてもいい。好奇心を広げて、この道を進もう。

脳に障害のある方のリハビリテーションを考える神経心理学。脳とこころの関係を専門に心理学の世界で生きて来ました。神奈川県臨床心理士会立ち上げに携わったり、心理学の発展に微力ながら尽力して来ました。自称「さすらいのカウンセラー」。公認心理師を養成する日本で第1番目の心理学科をスタートさせるために教員一同一丸となって取り組んで来ましたが、この度いよいよ人間科学部の新設が実現する運びとなりました。本学は特に大学の本質である、学生が経験を積みながら成長することの素晴らしさを体感できる理想的な学び舎であり、ここで真剣に学べばきっと自分の成長が叶うと思います。また現代はAIの時代。心理学もディープラーニング、感情に対し人はどんな表情をするか、感情認識AIを使ったソフトウエアを研究・教育に使っていこうという動きも学内で活発になっています。こうした今までにない新しい心理学の研究も加速度的に拡大しています。高校生の皆さんは、進路が決められないと悩んでいるかもしれません。しかし悩むのは自然のこと。まだ決めなくてもいいではないですか。現代は選択肢が途方もなく多く、選びきれないのも当たり前です。しばらくは自分の関心のむくものに好奇心をいろいろ広げて、進むべき道は少しあとで決めてもいいのではないでしょうか。それは与えられた自由ということ。偏差値に縛られず、勝ち負けにこだわらず、自分が何を学びたいかを大切にしてほしいと私は考えています。