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共生社会学科

2025.11.28

園芸福祉実践講座「フラワーアレンジメントを園芸福祉的に体験してみましょう」を実施しました


少し早いクリスマスを意識したアレンジメント

 11月6日(水)、横浜の園芸福祉士、秦裕美さんを武山ゼミ(3年生)にお招きして、園芸福祉実践講座「フラワーアレンジメントを園芸福祉的に体験してみましょう」を実施しました。
講師の秦さんから、園芸福祉がどのような考えなのか、フラワーアレンジメントを園芸福祉的に体験するとはどのようなことなのかについての説明を受けた後、実際にデイサービスに参加している高齢者向けのフラワーアレンジメントに挑戦してみました。
 今回のアレンジメントは、サンタのピックやかわいいリボンでクリスマス風の作品になっていて、さまざまな制約から季節感を感じることが難しくなっている高齢者にクリスマスを身近なものとして感じてもらうことを目的としていています。
 また、抗酸化作用が強く認知症予防効果のあるローズマリーなどのハーブを使うことで、その香りを楽しんでもらったり、ハサミを使う、リボンを結ぶなど、指先を細かく動かす作業を入れたりすることでリハビリ効果を期待するなど、高齢者を意識したプログラムになっていました。

  • 「園芸福祉」の考えに基づいたアレンジメント

  • リハビリ効果が期待されます

  • 作業を行う人に季節を感じてもらうこともねらいです

  • アレンジに使う花やハーブ類が用途によって異なります
 園芸福祉は、特定非営利活動法人日本園芸福祉普及協会によって,「花・果物・野菜・その他の緑の栽培や育成,配植,配置,交換・管理・運営などを通じて,みんなで幸福になろうという思想であり,技術であり,運動であり,実践」と定義されています。簡単に言えば、老若男女、障害の有無に関わらず花や植物を通してみんなで幸せになろうという考え、活動で、それは私たち共生社会学科の理念にもつながるものです。今回の講座に参加した3年生は全員、社会福祉士の資格を取得し、卒業後は社会福祉の分野で働くことを目指している学生たちです。今回の学びを卒業後の仕事に活かしてほしいと思います。
園芸福祉についての詳細は、特定非営利活動法人日本園芸福祉普及協会の以下のページをご参照ください。
https://www.engeifukusi.com/

共生社会学科 武山梅乗

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