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共生社会学科

2025.12.12

企業と共に学ぶ医療エコ活動:藤原ゼミ×ストーリー×アステラス製薬


 共生社会学科の藤原ゼミでは、ストーリー株式会社の松尾実里さんとアステラス製薬株式会社アドボカシー部の金丸徳敬さんをお招きし、医療のエコ活動について学習会を行いました。
 本当に必要な医療を必要な人に届けることが医療のエコ活動の目的であること、そして製薬会社や医療機関、行政だけの努力ではこの目的を達成できないことを学びました。
 一人一人が医療資源には限りがあることを理解し、医療資源を大切にする気持ちを持つことが必要です。病気予防と早期発見、適切な医療利用を心がけることがエコ活動の第一歩であると教えられました。
 「健康であることは自分だけでなく、周りの人もハッピーにする。社会のためになる。」という金丸さんのメッセージは心に響きました。
 医療のエコ活動は環境エコよりも知名度が低い現状があります。学習会では、小児がんで12歳で逝った岸部蹴さんの動画を視聴しました。海外で使用できる薬が日本では使用できないドラッグロス、承認に時間がかかるドラッグラグの問題についても知りました。もしロスラグ問題がなかったら、蹴さんは好きなサッカーを続けていたかもしれません。
 また、小児がん患者さん支援のレモネードスタンドはアメリカ発祥であることも学びました。日本ではここ川崎からレモネードスタンド活動を広げていくと松尾さんがお話しくださいました。12月20日の新百合ヶ丘マルシェには、ストーリーさんとアステラス製薬さんの協力を得てレモネードスタンドを出店します。今回の学びを実践活動につなげる試みです。

文責 田園調布学園大学 藤原亮一




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