小林 麻衣子 准教授
社会福祉学は、人びとの生活上の困難を社会的視点から捉え、安心して暮らせる仕組みや支援のあり方を探求する学問です。人と関わる中で、その人の思いや願いに触れ、自分自身の見方も気づき直していく──その積み重ねが、人と人とが支え合う社会を形づくります。知識を学ぶだけでなく、自分自身の成長を実感できる、とても豊かな学びです。
私は、障害のある方への支援に長く携わり、相談支援専門員としての実践や法人運営の経験を重ねてきました。その中で、人の思いが周囲との関係性の中で実現していく姿に数多く出会ってきました。
学びの場では、そうした経験を手がかりにしながら、みなさん自身の感じ方や考えを大切にできる時間をともにつくっていきたいと思っています。
研究テーマ
知的障害者の意思決定支援における「スパイラル関係性モデル」に関する研究
;相談支援専門員のエンパワメントに基づく意思決定支援プロセスに着目して
著書・論文
■主な著書
・『新・社会福祉士シリーズ14 障害者福祉[第2版]』 弘文堂、2025年3月
・『共生社会のための障害者福祉』 クリエイツかもがわ、2025年4月
■主な論文
・「障害者相談支援における地域内連携の強化をめざして-相模原市障害者相談支援キーステーションの取り組みからー」『社会福祉士』22号、2015年3月
・「相談支援専門員の地域を基盤とするソーシャルワークに関する研究―地域課題の解決に向けた行動のプロセスと契機―」修士論文、2019年3月
・「基幹相談支援センターにおける地域を基盤としたソーシャルワーカーの人材育成」『社会福祉士』28号、2021年3月
・「知的障害者と家族への包括的な支援の新たな方向性-螺旋状的に展開するエンパワメント・ソーシャルワーク-」『田園調布学園大学紀要』18号、2024年3月
・「軽度知的障害者の親が経験する意思決定支援-相談支援専門員による親に対するエンパワメントの視点からー」『人間福祉学会誌』24号、2025年3月
・「知的障害者の親子関係支援における概念分析-意思決定支援促進のための親子関係の影響に着目して-」『田園調布学園大学紀要』19号、2025年3月
・「知的障害者の意思決定支援における関係性からみた理論的枠組み—本人・親・支援者の関係性レイヤーによる構造的特徴に着目して—」『人間福祉学会誌』25巻2号、2026年3月
・「軽度知的障害者が住まいや働く場について自ら決定する意思の醸成プロセス―本人の語りに基づく意思決定支援の構造的理解―」
『社会福祉学評論』26号、2026年
・「意思決定支援におけるソーシャルワーク・プロセスの再構成―知的障害者支援における〈芽生え・揺らぎ・交錯〉を含む動的プロセスの理論的検討―」『福祉社会開発研究』21号、2026年3月
学位・資格・職歴
学位:社会福祉学修士(日本福祉大学大学院)
資格:社会福祉士、公認心理師、精神保健福祉士、介護福祉士、主任相談支援専門員、認定社会福祉士、認定社会福祉士制度スーパーバイザー、臨床発達心理士、学校心理士
職歴:社会福祉法人相模原市社会福祉事業団にて、障害児者のケア業務・就労支援業務・相談支援業務等に従事し、基幹相談支援センター開設と委託相談支援モデル事業を主導。課長職を経て事務局長として法人運営を統括した。併せて田園調布学園大学で兼任講師を経て、現在は、同大学人間福祉学部社会福祉学科教員として勤務。
社会活動
所属学会:日本社会福祉学会、日本ソーシャルワーク学会、日本精神障害者リハビリテーション学会、人間福祉学会
社会活動:公益社団法人神奈川県社会福祉士会理事、神奈川県介護給付費等不服審査会委員 他





