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共生社会学科
※2023年4月心理福祉学科から共生社会学科に名称変更

新名 正弥 Shinmei Masaya 准教授

 私が社会保障制度に関心を抱くきっかけは、幼少期に海外で受けた人種差別の経験です。それ以来、さまざまな人が尊厳を持って生きるにはどのような社会制度が必要なのだろうか、多様な個人や集団はどのようにすれば共生できるのだろうか、という問題意識を育くみ社会と関わってきました。今、私達の暮らしは、グローバル化の進行、少子高齢化、疫病など、社会環境に大きく影響を受けています。そのような中で、共生社会の基盤となっている社会保障制度も新たな対応が求められているといえます。一緒に、社会に潜む問題・課題をみつめ、学んだ知識を応用しながら解決の方法について考えていきましょう。

主な担当科目

社会保障論 ソーシャルワーク演習

研究テーマ

 私は、民主的な福祉政策過程の基盤に関心があり、特に介護保障領域の政策研究を行ってきました。近年、グローバル化の進展による度重なる経済変動と慌ただしい労働環境の変化の中で、「社会との関わりに困難を抱える人」が社会保険制度の恩恵に預かることは益々困難となってきています。このような環境変化を受けて、今後は社会との係わりに困難を抱える人を包摂するための社会実装に基づいた研究を進めたいと考えています。

著書・論文

・フィンランド民間非営利部門の高齢者福祉分野における活動と制度(「季刊海外社会保障研究(125)」、国立社会保障・人口問題研究所、1998)
・フィンランドの高齢者ケアにおける医療の役割:21世紀における高齢者医療のあり方―欧米の高齢者医療サービス(『地域における高齢者の医療連携』、メディカルレビュー社、2000)
・自治体と介護保険行政―都市と地方の比較から-(『在宅高齢者と家族-都市と農村地域における調査分析から-』、ミネルヴァ書房、2010)
・Struggling for recognition: working carers of older people in Japan and Taiwan’ in Combining Paid Work and Family Care – Policies and Experiences in International Perspective(Combining Paid Work and Family Care – Policies and Experiences in International Perspective, Policy Press, 2013)
・Coordinating eldercare in the community. Care management as a mode to implement the welfare mix in Japan(Acta Universitatis Tamperensis 2145, University of Tampere Press, 2016)
・政治的有効性感覚と組織参加の世代差 (桜美林大学老年学研究科「老年学雑誌7」、2017) 
・オランダにおけるケア・ファーミング:農作を認知症ケアに応用するための要件(「日本認知症ケア学会誌18(4)」、2020)

学位・資格・職歴

学位:博士(Ph.D., social work) タンペレ大学(Tampereen Yliopisto, フィンランド)
職歴:(地独)東京都健康長寿医療センター研究所、(公財)未来工学研究所に勤務の傍ら、東洋大学・実践女子大学・法政大学で非常勤講師を経て現職。

社会活動

・日本社会福祉学会、社会政策学会、日本認知症ケア学会、福祉社会学会 東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と精神保健研究チーム(認知症と精神保健研究)協力研究員